この記事を書いた人

神経学会専門医、日本内科学会 内科認定医の資格を持ち、医師として約10年医療現場に立つ。
脳神経内科の分野全般を得意としており、リハビリテーションも交えながら一人ひとりにあった診療を提供。
2026年5月に兵庫県西宮市でクリニックを開業予定。

ジストニアとは筋肉が異常に緊張することで異常な姿勢や異常な運動、ある特定の動作のしにくさを起こす状態です。

自分の意思ではコントロールできず、生活や仕事に多大な影響を及ぼすことがあります。

中には、ひどい肩こりや特定の動作をした時の痛み・疲労として感じられる場合もあります。

痙性斜頸(けいせいしゃけい)

首が左右に傾いたり、ねじれる様な動きを取ってしまいます。

片側顔面けいれん

顔の片方の筋肉が緊張し、目を閉じたり口がひきつったりします。

眼瞼痙攣(がんけんけいれん)

両方の目が勝手に閉じてしまいます。また、眼の感覚過敏を伴うこともあります。

書痙(しょけい)

書字の際に、腕の筋肉が緊張したり震え、痛みを伴ったり書字障害を生じます。

局所性ジストニア

ある特定の筋肉に生じるジストニアです。書痙などもここに含まれますが、楽器演奏者に多い音楽家ジストニアなど、職業や反復動作に関連して生じるものがあります。

ジストニアの治療方法は?

筋弛緩薬などを試されるケースが多いですが、一般的にはほとんど無効で、ボツリヌス毒素(ボトックス®️)の筋肉内注射をこ行うことができます。

ボツリヌス毒素注射の適応になる疾患とならない疾患があるため、まずは的確な診断が必要です。その診断のもと、患者さんそれぞれに合わせて治療を行っていきます。